武運長久絵馬神事

このたび、地元から戦地に向かった方々が出征前、当神社に奉納した絵馬が社殿の屋根裏から大量に見つかりました。戦没者の冥福と遺族の健勝とご多幸、郷土の限りない発展を祈念して「武運長久絵馬神事」を執りおこないます。

日時 令和6年12月29日(日)14時〜

【経緯】
社殿天井の雨漏れがひどくなり、業者が屋根裏を調べたところ、約3,500枚余の古い絵馬が見つかりました。絵馬は軍人たちが、出征する前、奉納したものです。尚、天井裏に収納された経緯は不明です。

【武運長久絵馬】
軍人として、出征し、戦場で長く幸運が続くよう祈願した。縦13cm横20cmで、表面には「奉納願 皇軍戦勝 武運長久」「豊國神社」と記日、出征軍人の名。一部には住所も書かれています。「絵馬」という観点から、プライバシーを保護しており、名簿(リスト)など作成していません(正確な枚数も掌握していない)。絵馬が奉納されたのは昭和12年(日中戦争)から同20年(太平洋戦争)ごろまでです。住所は旧長浜市をはじめ、県内外などです。現在は同神社参集殿に保管しております。

【焚上神事】
神仏に関わるものや思い入れのあるものを焼いて処分する伝統的な供養です。今回の神事は長浜市遺族会、英霊を祀る滋賀縣護國神社(彦根)などと、相談の上、斎行いたします。遺族をはじめ、一般の参列は可能です。来年、太平洋戦争終結から80年、昭和100年を迎えます。改めて世界の恒久平和をお祈りいたしたいと存じます。